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歯科衛生士として収入アップ!成功するための5つのポイント

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みなさん、こんにちは。
Dキャリアプラス編集部です。

今回は「歯科衛生士の収入」についてお話ししたいと思います。
今年もあと2か月、来月には冬季休暇(年末年始)もあるので、ご自身の現状を把握してキャリアプランを考える良い機会です。
ぜひ、この記事を参考にしてみてください。

 

歯科衛生士の収入現状と課題

歯科衛生士写真

歯科衛生士の現状

現在、就業者統計データで確認できる歯科衛生士のデータから、全国の就業者数が「128,740人」、労働時間「164時間」、年収「404.3万円」、ハローワーク求人統計データからは、求人賃金(月額)の平均が「24.9万円」、有効求人倍率「3.17倍」ということがわかっています。
有効求人倍率というのは、求職者一人に対して何件の求人があるかを示す指標で、令和5年度の平均が「1.29倍」だったことからも、歯科衛生士の求人は多いことがわかります。
厚生省のjob tag 職業情報提供サイト(日本版O-NET)では、都道府県別の平均値も調べることができるので、ご自身の地域を参考にしてみてください。

歯科衛生士就業者統計データ
出典:job tag(厚生労働省職業情報提供サイト(日本版O-NET))歯科衛生士ページ

 

収入が上がらない要因

歯科衛生士の収入が上がらない要因として、いくつかの課題があります。まず、経験が少ないうちは給料が低いため、年次が浅い歯科衛生士の場合は収入が限られることが多いです。また、教育環境が充実していない職場の場合、スキルの向上や専門的知識の習得が難しく、結果として給与の上昇を阻む原因になります。さらに、患者数が少ない歯科診療所では売り上げも少ないため、報酬に反映されにくいのが現状です。加えて、ボーナスがない、基本給が少ないといった報酬体系の問題や、転職する際に昇給がゼロからスタートすることが多いことも、収入が上がらない要因として挙げられます。こうした課題を克服し、収入を増やすためには、自己研鑽や適切な転職活動が重要となります。

 

収入アップのための5つの成功ポイント

歯科衛生士収入アップイメージ

1.インセンティブ報酬を活用する

歯科衛生士の収入を増やす際、インセンティブ報酬を活用することは効果的な方法です。インセンティブ報酬とは、パフォーマンスに応じたボーナスや追加報酬のことで、成果を上げた分だけ収入に反映されます。具体的には、患者数の増加や業務効率化などの達成度に応じて報奨を受けられる仕組みになっています。このような報酬制度が整っている歯科診療所に勤務している場合には、積極的に自らの成果を上げ、報酬へとつなげましょう。

 

2.資格取得でキャリアアップ

資格取得は歯科衛生士の収入アップには欠かせないステップです。とくに、国家資格は歯科衛生士としての信頼性を高め、市場価値を向上させます。さらなるキャリアアップを目指す際は、歯科技工士や介護福祉士、保育士などの関連資格の取得も視野に入れると良いでしょう。これらの資格を得て「ダブルライセンス」とすることで収入の拡大はもちろん、職務範囲も広がり、より多様な分野での活躍が期待できます。

 

3.専門的な技術の向上

専門的な技術を向上させることで歯科衛生士の年収アップは確実に近づきます。具体的には、歯周病治療のスキルアップや予防歯科の最新技術を習得することが挙げられます。認定歯科衛生士の資格やセミナーの修了証を取得すると、特定の専門分野において高度な歯科衛生士としての知識や技術を有していると認められます。これにより、より専門的な治療を提供できるようになり、患者さんの信頼を得て、結果として収入アップにつながります。定期的なセミナー参加や自己学習を続け、最新の技術動向にアンテナを張っておくことが大切です。

 

4.複数の職場でのフリーランス活動

フリーランスとして複数の職場で働く選択は、歯科衛生士の所得を向上させる有効な手段です。フリーランスのメリットは、自分自身で働く時間や場所を自由に選べることにあります。異なる歯科医院で働くことで、さまざまな経験やスキルが身に付き、独自のキャリア形成が可能です。また、自分の得意な分野に特化したサービス提供を行うことで、より高い報酬を得られるケースもあります。

 

5.副業で収入を増やす

副業は歯科衛生士としての収入を確保するもう一つの方法です。求人情報を探して副業先先を見つけたり、歯科に関連した健康や美容に関する領域でライターとして活動したりと、副業の選択肢は多様です。とくに、オンライン業務が進化する昨今では、場所を問わず働けるチャンスが広がっています。収入源を増やすことで経済的な安定が得られ、将来的な収入アップの足掛かりともなります。ただし、職場によっては副業が禁止されている場合があるので、確認が必要です。

 

収入アップを持続させるためのポイント

継続的な学習イメージ写真

継続的な勉強とスキルアップ

歯科衛生士として収入を向上させたいのであれば、継続的な勉強とスキルアップは不可欠です。とくに専門性が求められるこの職業では、常に最新の治療技術やトレンドをキャッチアップすることが重要です。さらに、歯科診療所で主任やリーダーといったポジションを目指すことで、年収500万円から600万円といった収入を実現する可能性が高まります。歯科衛生士の資格を基に、さらなる専門資格を取得することでキャリアの幅を広げ、所得アップにつなげることができます。

 

働きながらの自己投資

働きながら自己投資を行うことは、長期的な収入アップのために非常に重要です。例えば「セミナーや講習会に参加することで、実践的な知識や技術を身に付ける」ことにより、職場での評価が向上して給料の増加につながることが期待できます。
また、フリーランスとして複数の歯科診療所での勤務を行うことや新たな資格取得を目指すことで、求人市場での自分の価値を高めることが可能です。これらの活動は、一時的な費用がかかるかもしれませんが、長期的には大きな経済的利益をもたらす可能性があります。

 

仕事だけではない、お金の増やし方

投資イメージ写真

 

収入で得たお金を運用する

今までは、収入を増やすためのポイントをお伝えしてきましたが、収入で得たお金を「増やす」という方法もあります。投資というと「難しい」「怪しい」「怖い」といったネガティブなイメージを持っている方も少なくないと思います。
2022年(令和4年)4月から高校で金融教育が義務化され、資産形成の授業がスタートしていることなどからも、これからは資産形成の基礎知識を持っている世代も増えてきます。預貯金だけではお金はほとんど増えない現在、運用による効率的な資産形成を身に付ける必要があります。金融や消費のトラブルを避けて正しい判断をするための「金融リテラシー」を学ぶことも大切です。

まとめ

歯科衛生士としての収入アップを目指すためには、スキルアップや多様なキャリアパスを上手く活用することが重要です。歯科衛生士の求人は増加傾向にあり、これをうまく活用していくことで安定した所得を得るチャンスも広がっています。また、資格取得を通じた専門性の強化や複数の職場でのフリーランス活動、歯科ライターなどの副業なども、収入アップのポイントとなります。歯科衛生士の未来は、より多様な働き方やキャリアの選択が可能となり、個々の努力次第で年収1000万円といった夢も現実になり得ます。家庭の事情や労働環境に柔軟に対応しつつ、自己投資を怠らず、積極的にチャンスを掴むことが歯科衛生士としての成功への道となるでしょう。

Dキャリアプラスでは、歯科衛生士のスキルアップのための対面セミナーや無料オンラインセミナー、動画配信などを行なっています。
今回はファイナンシャルプランナーの河西 奈津子さんにご登壇いただき、「お金の知識」が基本からわかるセミナーを開催いたします。ぜひ、ご参加ください。

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人生にはさまざまな変化があります。その変化とともに「お金」について考えていくことは必要なことです。転職・結婚・子どもの教育・住宅・老後……。大きなイベント事だけでなく、たとえば「自分の好きなものを買いたい」「家族や友人と旅行に行きたい」こういったことを実現するのにも計画的なお金の管理・使い方を考えていく必要があります。
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※このオンラインセミナーのアーカイブ配信はございません

 

講師紹介

R&C株式会社所属。銀行、法律事務所、銀行協会、大手保険会社勤務等を経て、現在のR&C株式会社で市役所や多くの企業からセミナー開催の依頼を受け、ファイナンシャルプランナーとして活躍している。金融業界の世界基準であるMDRTの5年連続正会員。お客様の金融教育や資産形成に日々尽力している。誰にでもわかりやすい講義内容が人気で、座右の銘は「知識は力なり」。

講師:河西 奈津子さん
R&C株式会社所属
ファイナンシャルプランナー

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