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【2023年4月版】歯科衛生士のお給料事情 給与相場調べ方付

 

こんにちはDキャリアプラス運営事務局です。

タイトル通り、今回は歯科衛生士のお給料についてご紹介します。

最後に自分が住む地域の給与相場の調べ方も置いておきますので、気が向いた時にでも活用してください。

 

歯科衛生士の給与

全国の歯科衛生士さんの平均年収は369万円となっています。歯科衛生士以外の職種と比べて年収額は低めになる傾向です。しかし、職種は歯科衛生士でも働く場所や時間、勤務日数、業態など、歯科衛生士の働く場所はどんどん増えてきています。

・歯科医院(外来、訪問)

・介護施設(口腔ケア)

・病院

・企業

・保健センター  など

働く場所によって勤務時間や待遇が全く違う場合があり、本人が何を優先するかにもよって、年収額は変化します。

ちなみに、年収の上限平均は438万円、下限平均は332万円となっています。賞与額やその頻度、インセンティブの有無などで年収は大きく変化します。

 

歯科衛生士の初任給

初任給とは、学校を卒業して初めてもらった給与のことを指しますが、全国平均が16万円~18万円程度となっています。初任給の額は、最終学歴が大きく影響します。専門学校卒業と大学卒業で約2万円程度の差があります。

また平均値は16万円~18万円ですが、地域によってかなり差があり、都心と地方では最大で約86,000円の差があります。

 

年代別 平均年収

年代別で給与額を見てみると、50歳~54歳の年代が431万円で最高額です。

また、新卒者が含まれる20歳~24歳が303万円と一番低い水準となっています。

歯科衛生士としての業務を満足にこなせる+患者さん対応が上手だったり、認定資格を保持していたり、自費診療に注力している歯科医院ではインセンティブなどももらったりと年齢を重ねるごとに年収は上がっていく傾向にあります。

しかし、一部年収が下がる部分がありますね。40歳~44歳の部分から先でなぜ年収が下がるのか?これは、結婚出産を経て復帰した方が40歳前後で歯科衛生士として復帰する傾向があるため、平均年収が下がっています。また、歯科医院への復帰とは限らず、介護施設や訪問歯科への復帰も選択肢に入ってくることが多く、その影響もあります。

 

地域別 平均年収

地域別で平均年収を見ていくと、最も高い地域は関東で369万円。最も低い地域が東北で310万円となっています。都道府県別に見ていくと東京都が398万円と全国でも高く、最も低い都道府県は鳥取県で273万円です。

時給で見てみると、最も時給が高いのは神奈川県が1,493円。最も低いのが大分県の999円です。

 

手取りの給与

ここまで平均年収のお話をしてきましたが、年収額は保険料や年金などが引かれていない状態の金額です。そのため、社会保険に加入している場合と、そうでない場合では手取りの額が変動します。また、年金の受給額や保障面にも差があります。

※歯科医師国保については都道府県により保険料が変動するため非考慮

 

例)年収300万円の場合 ※賞与額、介護保険料は除外

 

【支給分】

基本給250,000円

 

【控除分】

健康保険12,753円(国民健康保険の場合25,506円)

厚生年金23,790円(国民年金の場合16,610円)

雇用保険1,250円

所得税4,525円

住民税9,883円

 

【手取り額】

197,798円

 

給与相場の調べ方

厚生労働省が公開している調査結果「賃金構造基本統計調査」では、平均給与や年収はわかっても、全国の平均値しか載っていませんので、自分が住む地域の相場はわかりません。ここでは、どうやって自分が住む地域の給与相場を調べればいいのかをご紹介します。

 

◇オススメ◇ Indeed給与検索

Indeed の給与検索で、職種別に地域の平均給与額を調べることができます。

Indeed 給与検索

 

1.職種の入力部分に「歯科衛生士」と入力

2.勤務地の入力部分に「自分が住む都道県を入力」 例)東京都

3.検索ボタンを押す

これを行うと「指定した地域」の平均給与が表示されます。

その直下部分には、指定した地域のより詳細な市町村の平均給与が表示されます。その中に自分が住む(希望する)地域の平均給与が表示されます。

※表示されない方(歯科医院が存在しているか、存在していても数件のみでないかをご確認ください)

 

まとめ

今回は歯科衛生士のお給料事情をご紹介しましたが、いかがでしたか?

歯科衛生士の年収は、他の職業と比べてもそれほど低くなく、かといって高すぎることもありません。しかし、他の職業とは違い転職がしやすいだけでなく、自分の努力や工夫で給与額を上げることもできます。

また、他の職業では考えられない週休3日の実現も現実的です。自分にあった働き方を見つけて、生涯現役で歯科衛生士を続けましょう!

 


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