歯科衛生士が今より更に活躍するための 「ダブルライセンス」
こんにちはDキャリアプラス運営事務局です。
ここ数年、歯科衛生士資格と歯科技工士資格のダブルライセンスが3年で取得できるという専門学校が出てきました。
歯科衛生士資格と併せて、他の資格を持っておくことで他の歯科衛生士との差別化ができたり、活躍の幅を広げることができます。
今回は、ダブルライセンスにオススメな4つの資格をご紹介します。
おすすめ4選
【看護師】
歯科衛生士として、元々病院に勤務した経験がある方や、口腔外科の先生の元でお仕事していた方に人気がある資格です。看護師の給与水準が歯科衛生士と比べて高くなることも人気の理由です。
看護師資格を取得するためには看護学校へ入学が必要で、そのために歯科衛生士として今働いている職場を辞めなければなりません。
多くの時間とお金を費やさなければなりませんので、それなりの覚悟が必要です。
歯科衛生士が看護師になるには
看護師になるためには以下3つの中から必ず1つが必要です。
①看護専門学校に通う
②看護短期大学に通う
③看護系の大学に通う
~学費・年数 比較~
年数 学費(3年間)
看護専門学校 3年間 2,000,000円~3,000,000円
看護短期大学 3年間 3,000,000円~4,000,000円
看護系大学 4年間 5,000,000円~7,000,000円
歯科衛生士が看護師になるまで
高校を卒業したあと、専門学校・短大か4年制大学に入学し、卒業して受験資格を取得したあとに国家試験があり、試験をクリアできれば晴れて看護師です。
【ケアマネジャー(介護支援専門員)】
歯科衛生士の実務経験を5年間積むことで受験資格を得ることができます。
歯科衛生士でケアマネジャーの資格を保有している方は比較的多いです。しかし、資格を活かしたお仕事をしている方はとても少ないです。
ケアマネジャーの試験は難しく、合格率は約15%と低い。しかし、ケアマネジャー資格を取得するために学校に入り直したりする必要がなく、歯科衛生士の実務経験が5年以上あれば試験を受けることができるため、人気の資格です。
歯科衛生士がケアマネジャーになるには
①歯科衛生士の実務経験5年以上
②介護支援専門員実務研修受講試験 合格
③実務研修 受講
~ 費用 ~
受験 費用
各都道府県によって受験費用が異なります。
参考サイト(https://www.agaroot.jp/caremanager/column/examination-fee/)
実務研修
試験に合格したあとに、実務研修を受けることでケアマネジャー資格取得となります。
実務研修費用 61,000円(87時間)
更新研修(実務経験なし)39,000円(54時間)
更新研修(①実務経験6ヶ月以上)34,000円
(②実務経験3年以上)24,000円
更新研修①②を受講済みの場合は、5年に1回24,000円の更新研修を受ける必要があります。
歯科衛生士がケアマネジャーになるまで
【保育士】
歯科衛生士資格を保有している方で保育士を目指す方は少なくありませんが、保育士で歯科衛生士を目指す方は比較的多いようです。
歯科衛生士と保育士はどちらも人材不足が叫ばれている職種ですので、どちらの職に就くとしても引く手あまたの売り手市場です。
歯科衛生士が保育士になるには
①大学、短大、専門学校で保育士養成課程を修了
②保育士試験に合格
保育士資格を取得するための保育士試験は受験資格を必要としません。歯科医院でお仕事をしながら、試験を受けることができます。保育士試験の合格率は10%前後を維持しており、かなり難しい試験です。
資格取得までの期間に制限がないのであれば、学校などに通うことをおすすめします。
歯科衛生士が保育士になるまで
【歯科技工士】
ダブルライセンスを取得される方で一番人気が歯科技工士です。
冒頭に書いた通り、歯科衛生士資格と歯科技工士資格の同時取得できることをアピールしている専門学校も出てきました。
歯科技工士資格を保有している方が、歯科衛生士資格取得を目指すケースも多く見られます。
技工の知識を身に付けることで、歯科衛生士業務に活かすことができるため、転職の際に有利になる可能性が高いことも人気に理由に挙げられます。
歯科衛生士が歯科技工士になるには
①歯科技工士専門学校 卒業
②短大、4年制大学にて歯科技工士養成課程 修了
専門学校、短大については昼間と夜間で選択できますので、歯科衛生士のお仕事をしながら資格取得を目指せます。(昼間2年 / 夜間3年)
歯科衛生士が歯科技工士になるまで
まとめ
今回は、歯科衛生士が取得できるオススメの資格をご紹介しました。
歯科衛生士はさまざまなダブルライセンスの取得を目指すことができます。しかし、ダブルライセンスの取得は簡単ではなく、時間とお金が掛かるだけではなく、努力も必要です。
ダブルライセンス取得はご自身の市場価値を上げるだけでなく、キャリアップや収入増につながる可能性があります。「挑戦してみたい!」と思う資格があれば積極的にチャレンジしてみましょう。
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