DSアカデミー「 訪問口腔ケアコース」中級編

セミナー

DSアカデミー
DSアカデミー「 訪問口腔ケアコース」中級編

日時
2024年11月3日(日) 10:00~13:00
対象者
歯科衛生士
講師
城 明妙(しろ あけみ)
デンタルサポート(株) Dキャリアプラス 代表 歯科衛生士  日本口腔ケア学会(口腔ケアアンバサダー認定) 認知症サポーター養成講座キャラバンメイト
会場
オンライン
受講料
6,000円
受付期間
10月2日~11月1日
定員
20名

本講座の内容

歯科衛生士限定です。

訪問先の要介護者に対して行う口腔ケアについて系統立てて学ぶことができます。

介護保険制度の居宅療養管理指導について、要介護者の心身の特徴と口腔ケア手技の基本から応用まで、そして、終末期や看取り期、また、認知症等の口腔ケア困難者に対して、歯科衛生士は何をし、多職種とどう連携を図るべきか、実際の経験を基に学んでいただくことができます。受講同士で情報交換を行い、多くの事例を知ることができる研修となっています。

訪問歯科における歯科衛生士の役割や、訪問歯科に携わる心構えはもちろん、全ての業務について初級・中級・上級の全3回で、系統的に学べます。

中級では、口腔ケアが困難になる疾患や病態。困難になっている方の口腔ケア。粘膜痂疲、乾燥がひどい方の対応。拒否、開口困難、出血がひどい方の対応等、事例をもとに検討します。

【受付終了時間】~11月1日(金)17:00までとさせていただきます。
口腔ケアが困難になる方
口腔ケアの実施が難しくなる原因について
口腔ケア困難者への口腔ケア時の留意点   口腔乾燥の対応
口腔ケアが困難になる原因により、対応の仕方、注意点が異なります。それぞれの対応方法と留意点を解説します。
出血の対応 、開口保持困難、開口困難者
要介護状態、高齢者の口腔はとても乾燥しています。それによる影響はとても多く粘膜痂皮や剥離上皮が多くなります。また、口腔内から出血する場合も多くなります。出血時の対応や影響について解説します。
人工呼吸器等装着者、意識障がいのある方等の対応
疾患、身体状況により、開口が困難になり、開口保持が出来なくなっている際の、口腔ケア実施方法や開講保持の方法、また安全に口腔ケアを実施する方法について解説します。
認知症の理解と対応、精神疾患者の理解と対応
認知症、精神疾患を正しく理解し、その対応方法を習得することは、口腔ケアの技術よりも大切なこととなります。対応方法について事例をもとに具体的に学ぶことが出来ます。

こんな方におすすめ

口腔乾燥により、粘膜痂皮が多く付着している方の効率よい口腔ケア方法がないか、 患者さまにも負担をかけないで実施できる方法を知りたい。
口腔ケアを多職種にどのように説明し、依頼すれば、毎日実施していただけるようになるのだろうかと悩んでいる。
開口保持が出来ない方の、バイトブロックの選択方法や使用方法を知りたい。身近にあるもので作成する方法を教えてほしい。
ご用意
いただくもの
【必須】歯ブラシ・飲み物・手鏡・筆記用具

【ご用意できる方】スポンジブラシ・保湿ジェル

講師紹介

経歴
歯科医院勤務の後、子育て期間中から市町村保健センター、保健所等において、母親学級、歯みがき教室 及び歯科保健相談などを行い、その後、高齢者、要介護者の在宅、施設、病院等での訪問口腔ケアに従事。

現在はその経験を生かし、幅広い世代や企業検診実施場所および多職種に向けた口腔ケアセミナーを行っている。また、歯科衛生専士養成校においても口腔ケアや摂食・嚥下授業の授業を行い、歯科衛生士を目指す方々の教育にも携わっている。

講師からご挨拶

訪問歯科診療にとても興味があるという方も、介護保険制度の中での歯科衛生士の役割や、業務内容をしっかり理解している方は少ないと思います。

要介護高齢者と接する際に、どのようなことに注意する必要があるか、訪問歯科診療ではどんなことをするのか、誤嚥性肺炎を予防するために、歯科衛生士は何を行うべきか、など、具体的に学ぶことが出来ます。口腔ケアの実施方法も、歯科医院にいらっしゃる患者さまに対して行うのとは環境など含めてとても大きな違いがあります。外来で行なえていても訪問ではうまくいかないこともあると思います。

歯科衛生士が行う口腔ケアとは、どんなことなのか考えてみましょう。