【Dキャリアプラス 院内研修レポート】横浜 きぬた歯科 様
こんにちは。Dキャリアプラス運営事務局です。
もう4月も半ばとなりました。入職した新卒の歯科衛生士のみなさんも、少しは新生活に慣れてきた頃でしょうか。
今回は、Dキャリアプラス「院内研修」の様子をレポートします。
目次
接遇マナーや歯科技術習得などを組み合わせた「新人研修」
Dキャリアプラスでは、歯科衛生士の目標や課題に応じた「院内研修」をご提案したり、講師として院内研修を担当させていただく活動もしています。
先日、接遇マナーや歯科技術習得などを組み合わせた「新人研修」のご依頼があり、桜の花が咲き始めた横浜へ行ってまいりました。
研修を担当するのは、Dキャリアプラス代表の城(しろ)と、Dキャリアプラス認定講師の大谷です。
横浜きぬた歯科様
今回の院内研修は「横浜 きぬた歯科」様。
東京近郊にお住まいの方なら「看板広告で有名な!」と思う方もいらっしゃるかもしれません。首都高や中央道の看板広告でよく目にする「西八王子 きぬた歯科」は弟の泰和さん、「横浜 きぬた歯科」は、兄の久和さんが経営されている歯科診療所です。
「横浜きぬた歯科」様では、受付や実習専用のユニットや無影灯が完備された診療室、歯科関連書籍や資料がたくさん用意されている講演会室で構成された「研修センター」が設けられています。
最寄り駅からすぐの立地に「研修センター」はあり、受付での対応研修から技術実習、そして自習まで可能な設備が整っているという、すばらしい環境です!
こちらの「研修センター」にて、歯科衛生士2名・歯科助手3名、歯科医師1名、参加者6名の「新人研修」を入職翌日の4月2日に行いました。
きぬた歯科様の新人研修
今回ご依頼いただいた「新人研修」は、座学(9:00〜13:00)と実習(14:30〜16:30)の二部構成です。
きぬた歯科様の「すべては患者さまのために」を実践すべく、ホスピタリティマインドの理解を深めるため、事例を踏まえた解説を行いました。
また、実習では歯科衛生士の技術指導だけでなく、歯科助手の「口腔内バキューム」を使ったアシストの仕方などもお伝えしました。
(1)座学 ホスピタリティマインドから保健指導のグループワークまで
きぬた歯科様には「STANDARDハンドブック for STAFF」という研修用のマニュアルが用意されています。
このマニュアルに沿った形で、Dキャリアプラスが企画した研修内容を組み合わせて進行しました。
- ファーストインプレッションチェック
- 咀嚼力判定ガムを使ったご自身の咀嚼力チェック
- 保健指導のグループワーク
(2)実習 EMSエアフローとホワイトニング
きぬた歯科様の研修室にはユニットもありますが、午後からの研修は近くの診療所に移動。
2台のユニットを使用して、EMSエアフローとホワイトニングの実習を行いました。
今回は歯科助手の方が3名いらっしゃったので、アシスタントとしての実習も合わせて行いました。
- EMSエアフロー
- ホワイトニング
- アシスタント操作
きぬた院長インタビュー
きぬた院長に「新人研修の重要性」についてお話を伺いました
新人を教育することが大事だなと思ったのは、みなさんが勉強することを求めているからですね。そこで座学をとり入れたんですよ。
私たちにも経験値があるので、うちの病院で学んだことを私たちが教えていけばそれで良かったんですけど、外部から講師を呼ぶっていうことが一種のアピールにもなるかと思ったんです。
だけど実際、そういう教育をやっていなかったときと、やった後の状況を比べると、やっぱりちゃんとやった方が即戦力になるんですよね。
また、外部からの教育を受けた人たちが先輩になったときに、自分たちの独自のやり方ではなく、スタンダードな教育で後輩に教えることができる。
それはすごく私にとっても病院にとっても、いいんだなと思って続けています。
歯科衛生士へのメッセージ
最近では、糖尿病・高血圧、これから手術っていう場合も、まずは歯医者に行って口腔内を診てもらって、クリーニングや歯周病なら治療してもらうように、と医者が言います。
まずは病気の治療は口の中から、という話です。
このことからも、自分たちが医療に携わっているということを強く認識して、それが人の命にかかわっているんだということを考えれば、すごくやりがいがあるんじゃないかな。
私も最近、すごくやりがいを感じています。
「健康は口からだ」と知っている患者さんがいっぱいいて、かつてはあまりいなかった、歯石だけ取りたい、衛生士にクリーニングしてもらいたい、そういう患者さんが増えている。
役割や社会に対しての貢献を考えれば、歯科衛生士というのはものすごく「やりがいのある仕事」ですよ。
【Dキャリアプラス代表 城より一言】
横浜きぬた歯科様での新人研修が始まったのは4年前でした。
著名なクリニックからのご依頼で驚きましたが、毎年4月の初旬にご依頼をいただいています。
はじめて院長先生とのお打合せのお時間をいただいたときに、お口の健康を維持する歯科医療に関わる「医療人としてのマナー」について、大変重要視されていると感じました。
患者様に寄り添うことのできる歯科医師や歯科衛生士、医療スタッフの育成を希望されていることがわかり、研修を受けたその日からクリニックの一員として役割を果たすために必要な「研修プログラム」についてご提案させていただきました。
そして、毎年ブラッシュアップして研修を行なっています。
クリニックでの研修は緊張感があり、研修を行うための打ち合わせや事前準備は、しっかり行います。
研修終了後もアンケートを通して貴重なご意見をいただき、そのご意見を活かして研修や継続的なスタッフ研修に反映する流れもできてきました。
院内研修の講師業務は、歯科衛生士としての経験を活かして多くのクリニックの力になり、クリニックに来られる多くの患者様へとつながっていきます。
院内研修も歯科衛生士の働き方の一つであり、大切な役割だと強く認識した1日でした。
きぬた院長をはじめとするスタッフのみなさん、ありがとうございました。
まとめ
Dキャリアプラスではさまざまな院内研修も承っています。
「知識や技術をアップデートさせたい」「訪問歯科や高齢者への知識が足りない」「スタッフの接遇の温度差をなくしたい」など、歯科衛生士の目標や課題に応じた最適な教育カリキュラムをご提案します。
まずはお気軽にご相談から、ぜひ、お問い合わせください。