DSアカデミーエクスプレス「1日集中コース」開催レポート【第2弾】
こんにちは、Dキャリアプラス運営事務局です。
Dキャリアプラスでは、３回の講座を1日で修了できる「DSアカデミーエクスプレス」を2024年3月よりスタートさせました。
今回は第2弾の開催レポートとして「摂食嚥下コース（大阪）」と「訪問口腔ケアコース（東京）」をご紹介したいと思います。
目次
開催レポート
講師紹介
デンタルサポート株式会社 歯科衛生士
Dキャリアプラス 代表
城 明妙（しろ あけみ）
矯正専門歯科医院勤務の後、子育て期間中から保健センターや保健所等で母親学級・歯みがき教室・歯科保健相談などに携わる。
現在は、口腔管理・介護予防医・口腔ケア・摂食嚥下に関する経験と知識を活かして、歯科衛生士学校の講師、市町村や企業健保の特定保健指導に関するアドバイザー等、専門職の育成、さらに赤ちゃんから高齢者まで幅広く口腔の健康維持に関する啓発活動を行なっている。
エクスプレス「１日集中コース」とは？
2024年３月からスタートしたエクスプレス「１日集中コース」は、対面で行われる少人数制の講座です。
DSアカデミー研修制度の認定コースには「訪問口腔ケア」と「摂食嚥下」２つのコースがあり、それぞれに「初級」「中級」「上級」のカリキュラムが設けられています。
エクスプレス「1日集中コース」では各コース3つのカリキュラムを1日で修了し、認定試験受験資格の取得を目指します。
認定試験は、別途オンラインで行います。
セミナーの様子について
DSアカデミーエクスプレス「摂食嚥下」（大阪）3月23日土曜日開催
大阪初開催！
対面実施開催としては初めての大阪開催！大阪だけでなく兵庫からもお越しいただきました。
摂食嚥下コースでは、「摂食嚥下の基礎知識」「摂食嚥下の評価とスクリーニングテスト」の演習、「反復唾液嚥下テスト（RSST）」や「オーラルディアドコキネシス（ODK）」、聴診器にて咽頭の音を聞く「頸部聴診法」の実践などを行いました。
また、「摂食嚥下評価に基づく訓練と食物形態」、「ミールラウンドの実施方法」については、実際にとろみ剤の使用や介護食の試食などを行い、対面ならではの体験をしていただくことができました。
参加者さんのアンケートより
- トロミ水の少量と多量などの違いや実際のソフト食の実食など、大変わかりやすく、患者さんの気持ちも想像しやすかったです。
- 車イスで飲みにくい⇒リクライニングで舌の傾斜を変えたら飲みやすくなるのは、大変勉強になりました。
- 本当に摂食嚥下について初めて学ばせていたいたのですが、初心者でもわかりやすく説明していただき、なんとなく気を付けるべきことなどがわかったように思います。
などの感想をいただきました。
DSアカデミーエクスプレス「訪問口腔ケア」（東京）3月28日木曜日開催
訪問口腔ケアコース、初開催！
【訪問口腔ケアコースとは】
訪問先の要介護者に対して行う「口腔ケア」について学びます。介護保険制度の居宅療養管理指導についてや、要介護者の心身の特徴と口腔ケア手技の基本から応用、また終末期や看取り期に加えて認知症等の口腔ケア困難者への対応や多職種との連携方法など、事例をもとに考えます。
日本の「超高齢社会」の現状や保険制度、訪問歯科診療と介護保険などについての知識をアップデート。高齢者・要介護者の口腔特徴とリスクを学び、「口腔ケア実施方法」については、スポンジブラシの基本的な使い方や動かし方、口蓋の汚れの落とし方やなどを実践しました。
参加者さんのアンケートより
- バイトブロック製作方法や実践的なことを教えていただいて助かりました。
- 城先生の体験談をもっと詳しく伺いたいです。
などの感想をいただきました。
講師からのメッセージ
受講者のみなさん、お疲れさまでした。エクスプレス講座の特徴は、オンラインとは違い実技演習の時間を多くしていることです。
基礎から症例検討を通して、現場で対応するときのヒントをできるだけ多くお伝えできるようにしています。
今後も対面型講座のDSアカデミー エクスプレス「1日集中コース」を定期的に開催いたしますので、ぜひご受講ください。
【摂食嚥下コース】
評価に基づく訓練や食物形態の助言について、一連の流れの中で体験できる構成となっています。
【訪問口腔ケアコース】
スポンジブラシは動かし方だけでなく、力の入れ方や粘膜の付着物を除去するコツを体験していただけます。
エクスプレス「1日集中コース」セミナースケジュール
「対面で、しかも1日で学べる！」と好評をいただいています、DSアカデミーエクスプレス「1日集中コース」。
次回は「摂食嚥下コース」を東京会場で、5月3日（金・祝）に開催いたします。
詳しくはセミナーページでご確認ください。
【お知らせ】歯科衛生士限定！口腔咽頭吸引実技研修を開催します
歯科衛生士は歯科診療補助としての「口腔咽頭吸引」が認められています。しかし、知識や実技の習得の機会がないことから、自信をもって行えない現状があります。
また、口腔咽頭吸引を実施するためには、解剖や生理学についての知識が必要となります。
すでに訪問口腔ケアに従事されている方、DSアカデミーにて訪問口腔ケアや摂食嚥下の認定を取得された方、これから知識を身につけ訪問口腔ケアや要介護状態の患者様に関わろうと思っている方は、この機会に口腔咽頭吸引を実施するために必要な知識と技術を習得しましょう。
詳しくはセミナーページでご確認ください。
