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3月の「歯にまつわる記念日」を知って活用しましょう!

3月の記念日コラムタイトル

こんにちは。Dキャリアプラス編集部です。

もうすぐ3月。春の訪れが感じられ、人々の活動も活発になります。
また、4月の新生活に向けて準備をする方も多く、3月が一番忙しいという診療所もあるのではないでしょうか?

今回は患者さんとの会話やブログ記事作成、待合室の演出に活かせる3月の「歯にまつわる記念日」についてご紹介したいと思います。

3月の記念日

今回ご紹介する記念には、歯の記念日以外のものも含まれていますが、歯科用のブログネタなどに活用できるので工夫してみてください。

3月1日:再石灰化の日

食品、化粧品、医療品などの事業を手がける株式会社ヤクルト本社が制定した記念日です。
自社製品のハミガキ「薬用アパコートS.E.<ナノテクノロジー>」の活用を通して、歯の大切さや口の中の健康を訴える日とすることを目的としています。
日付は「薬用アパコートS.E.<ナノテクノロジー>」に配合されている薬用ハイドロキシアパタイトが、歯のエナメル質にできた初期むし歯を再石灰化することから、3と1を再石灰化の「再」と読む語呂合わせにちなんでいます。

3月3日:骨の健康デー

乳酸菌飲料カルピスで培った長年の菌研究からさまざまな健康に役立つ製品を開発・提供する「カルピス健康通販」を運営するアサヒグループ食品株式会社が制定した記念日です。
同社が扱う「骨こつケア」は加齢とともに低下する大腿骨の骨密度を高める働きが報告された機能性表示食品。
記念日を通して、骨の健康についてより多くの人に関心を持ってもらうことが目的です。
日付は骨の形の左右の輪郭が3に似ているとの思いから3月3日としたもの。また、この日は「ひなまつり」で女の子の健やかな成長を祈る日なので、骨の健康を維持することでいくつになっても元気でいてほしいとの願いも込められています。

3月4日:酸蝕歯の日

歯の健康のために酸蝕歯の改善に取り組んできた、グラクソ・スミスクライン社のブランドである「シュミテクト」が制定した記念日です。
酸蝕歯を広く社会的にアピールすることを目的としています。日付は3と4で「酸蝕歯」と読む語呂合わせから。

3月7日:サウナの日

サウナやスパに関係する調査研究、サウナとスパの正しい知識の普及などを行なっている公益社団法人日本サウナ・スパ協会が、3と7でサウナと読む語呂合わせから3月7日を記念日としました。
サウナは気持ちよく発汗して、交感神経や副交感神経などに作用することで精神の安定に効果があり、疲れている人々にサウナで健康な生活を送ってもらうことを目的としています。
▶痛みがや出血があるとき、治療や抜歯後はサウナを避けてほしい理由などを合わせてお伝えしましょう。

3月8日:残薬をへらす日

国内最大級の薬局・ドラッグストア検索サイト「EPARKくすりの窓口」などを展開する株式会社くすりの窓口が、3と8で「残(3)薬(8)」と読む語呂合わせから3月8日を記念日としました。
「飲み残し」「飲み忘れ」による残薬をへらすことが医療費削減につながることを病院・薬局・患者に知ってもらい、目指してもらうことを目的として医療機関や患者向けのウェブサイトなどで啓発活動が行われています。

3月10日:ミントの日

ミント風味のタブレット菓子「FRISK(フリスク)」を発売しているクラシエフーズ株式会社が3と10を「ミント」と読む語呂合わせから3月10日を記念日としました。
すっきりとした清涼感のあるミントのPRを目的としています。
▶歯みがき剤の定番「ミントフレーバー」について、下記で解説しています。

3月19日:眠育の日

繊維製品や健康寝具などの製造販売を手がける西川株式会社が、3と1と9で「みん(3)い(1)く(9)」読む語呂合わせから3月19日を記念日としました。
発育における子どもたちの睡眠の大切さ、成長とその関係性などを知ってもらい「眠育®」を幅広い世代に認知拡大していくことを目標としています。
▶気になる睡眠中の子どもの「歯ぎしり」についてなど、睡眠と歯にちなんだお役立ち情報を合わせてお伝えしましょう。

3月は「ミントの日(3月10日)をピックアップ!」

3月10日はミントの日

3と10を「ミント」と読む語呂合わせから、3月10日は「ミントの日」です。
タブレット菓子「FRISK(フリスク)」を発売しているクラシエフーズが、すっきりとした清涼感のあるミントのPRを目的として記念日に制定しました。

「ミント」と聞くと、歯みがき剤をイメージしませんか?

最近では、さまざまなフレーバーがありますが、やはり歯みがき剤といえば「ミントフレーバー」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?

歯みがき剤の歴史

古代エジプトで書かれた医学書 Papyrus of Ebers(紀元前1550年頃)には、ヒウチ石の粉末、緑青、緑粘土、乳香、蜂蜜などを用いた粉歯みがき剤や練歯みがき剤の処方が記載されているそうです。
また、その後の古代ローマやギリシャ時代にも鹿の角の粉末、動物の骨灰、軽石または大理石の粉末、蜜、各種の薬草を原料にした歯みがき剤の記録が残っているため、中世まではこのような歯みがき剤が使用されていたようです。

日本の文献に歯みがき剤として現われるのは、寛永年代の終わり(1643年頃)。丁字屋喜左衛門という商人が、当時日本へ朝鮮半島から渡来した人たちから歯みがき剤の処方を教えられ、「丁字屋歯磨」として発売したのが最初といわれているそうです。
江戸時代の歯みがき剤は房州砂を原料として、これに竜脳、丁字、白檀で香りを付けたものでした。その後、焼塩、炭、貝がらを焼いた粉末、こしょう、唐辛子、ハッカなどが用いられていました。
この時代から、ハッカ=ミントが使われていたんですね。

ハッカ

「ハッカ」は、シソ科ハッカ属の植物で、ハッカ属は原種、交配種などを合わせ、40種ほどに分類されていて、食品や香料に使われる代表的な種は、和ハッカ、ペパーミント、スペアミントの3つです。
「和ハッカ」は昔から日本で栽培されている品種で、ペパーミントやスペアミントは、江戸時代以降に輸入されたとされています。
シソ科ハッカ属の総称を「ミント」といいますが、和ハッカを「ハッカ」、ペパーミントやスペアミントをまとめて「ミント」と呼ぶなど、表現方法もさまざまです。
シソ科ハッカ属のハーブにはメントールと呼ばれる主成分が含まれており、この成分が「スースーする」清涼感のもとになります。

歯みがき剤に味や香りがついている理由

歯みがきを快適に行い、歯みがき後もすっきりと爽快にするために古くからハッカを中心とした香味がつけられています。
口腔内の汚れを除去し、歯や歯ぐきの健康を保つための「歯みがき剤」ですが、同時にお口の中をすっきりと爽やかにすることも大切な働きのひとつです。
また、歯みがき剤を構成する成分の中には特有の味や匂いがあるものもあり、味や香りをつけることによってこれらを緩和する役割もあります。
このような理由から、一般的な歯みがき剤には味や香りがつけられています。

まとめ

3月は「再石灰化の日」「酸蝕歯の日」など、歯にちなんだ記念日があります。
また、歯にちなんだお役立ち情報を合わせて紹介できる記念日などもありますので、ぜひ活用してみてください。

※記念日については一般社団法人日本記念日協会登録の記念日より抜粋して紹介しました
一般社団法人日本記念日協会

※歯みがき剤についての記事は日本歯磨工業会「歯みがき類の歴史・機能・効果」を参考にしました
日本歯磨工業「歯みがき類の歴史・機能・効果」

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