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不調の原因は貧血かも!女性の鉄分不足は食事やサプリで積極的に補給しよう!

不調の原因は貧血かも

歯科衛生士のみなさん、「疲れやすい」「頭が重い」「息切れする」「気力がない」などの症状に心当たりはありませんか?
その症状は、ただの疲れではなく「貧血」が原因かも知れません!

立ちくらみやめまいなど、日常生活にも支障をきたす症状がみられることもある貧血。
女性は男性に比べて貧血が多く、とくに日本人女性は貧血の割合が高いとも言われています。

貧血はヘモグロビンが不足してしまうことで起こる酸素不足の症状

体のすみずみまで「酸素を運搬する」重要な働きを担っている、血液中の赤血球の中にあるヘモグロビン。このヘモグロビンが減少して起こるのが、貧血です。ヘモグロビンが少なくなると全身が酸欠状態になり、貧血の症状が現れます。
酸素不足を解消しようと肺は酸素を取り入れ、また心臓はたくさん血液を送ろうとして普段以上に働き、息切れや動悸が起こります。

【貧血の症状】

  • めまい・立ちくらみ
  • 動悸や息切れ
  • 疲れやすい
  • 顔色が悪くなる
  • 耳鳴り
  • 肩こりや頭痛
  • 冷感・寒気

貧血の主な症状
成人女性の赤血球とヘモグロビンの基準値

【貧血の種類】
貧血が起こる原因にはさまざまな要因がありますが、貧血の70〜80%は鉄分不足が原因と考えられています。
ヘモグロビンの重要な材料である「鉄」が不足することによる「鉄欠乏性貧血」です。

  • 鉄欠乏性貧血
  • 再生不良性貧血巨赤芽球性貧血(悪性貧血)
  • 溶解性貧血
  • 二次性貧血(続発性貧血)

鉄欠乏性貧血の特徴的な症状

貧血で起きる症状と併せて「鉄欠乏性貧血の特徴的な症状」が出ることもあります。

  • 爪の変形(真ん中がくぼんでスプーン状爪になる)
  • 就寝時に足がむずむずして寝つけない「むずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群)」
  • 氷が食べたくなる(異食症)
  • 皮膚の乾燥
  • 毛髪のダメージ
  • のどの違和感、飲み込みにくい(口の症状)

原因

鉄分が不足して鉄欠乏性貧血になってしまう原因には下記のようなものがあります。

1:食べ物から十分な鉄をとれていない

体の代謝によって、成人男性では約1mg、女性では約0.8mgの鉄が1日に損失しています。また女性は月経により、1日あたりに換算してさらに約0.5mgの鉄が損失しています。この損失する鉄を食事から補う必要があります。

[出典]e-ヘルスネット「 栄養・食生活 > 病気の予防・治療と食事 > 貧血の予防には、まずは普段の食生活を見直そう」
推奨される鉄の摂取量

2:鉄分の吸収障害

消化管の疾患が原因で体内で鉄分が十分に吸収されない状態が、鉄欠乏性貧血を引き起こすことがあります。

3:需要の増加

成長期の子どもや妊娠中の女性など、鉄分の需要が増加する状況では、鉄欠乏性貧血が発生しやすくなります。

4:出血

長期間にわたる出血は、鉄欠乏性貧血の一般的な原因です。また、月経過多や生理血が多い場合で症状が特に強い場合には、子宮筋腫や子宮内膜症などが疑われる場合もあります。
そのほか、消化器官の出血(胃潰瘍、大腸ポリープなど)、子宮がんや大腸がんなど、がんの発生した部分から慢性的に出血していることがあります。

上記以外にも、薬や飲食の影響や遺伝性の鉄欠乏症などがあります。

「かくれ貧血」ってご存じですか?

「かくれ貧血」正しくは「潜在性鉄欠乏」といい、貧血予備軍の状態を言います。
放置していると、鉄剤を服用しなければ改善しないほどの貧血になってしまう可能性があります。
私たちの体には「貯蔵鉄」という予備の鉄があり、ヘモグロビンの値に異変はなくても、貯蔵鉄が減っていることがあるのです。
成長期のお子さんや月経のある女性は、潜在性鉄欠乏の可能性が高いため、普段から積極的に鉄を摂取するようにしましょう。

鉄不足が日常生活に及ぼす影響

うつ症状や集中力の低下、学習能力や記憶力の低下、認知能力の低下などにも鉄不足が関与している可能性があります。仕事や生活への影響も大きいため、長引く疲れや症状は「貧血」を疑ってみましょう。

鉄欠乏性貧血の予防と改善

【鉄を摂取して鉄欠乏性貧血を防ごう】
鉄は吸収率の低い栄養素といわれています。体内の鉄不足を予防・改善するためには、毎日の食事でコツコツと鉄を補いましょう。

鉄には、肉や魚に含まれるヘム鉄と、野菜などに含まれる非ヘム鉄があります。ヘム鉄は非ヘム鉄よりも吸収がよく、ヘム鉄を利用することで非ヘム鉄の吸収もよくなります。
また、動物性たんぱく質やビタミンCを一緒に摂ると吸収しやすくなります。

[出典]e-ヘルスネット「健康用語辞典 > 栄養・食生活 > 鉄」より抜粋

ヘム鉄と非ヘム鉄
【薬剤(鉄剤)を用いた治療】

鉄欠乏性貧血の治療は、不足している鉄を補うために飲み薬の「鉄剤」を使用するのが一般的です。一定期間続けても改善しない場合や、副作用で飲み薬を服用できない場合には、点滴の薬を使用することがあります。
症状が改善したからと薬の服用を中止すると、また貧血になってしまいます。
体の中の鉄の量が十分に補充されるまでは医師の指示通りに治療を続けることが必要です。
個人差はありますが治療期間は3〜6カ月ほどになります。

★鉄剤の副作用

鉄剤には、以下のような副作用がみられることがあります。副作用がつらいときは、自己判断で服用を中止せず、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。
また便が黒くなることがありますが、これはほとんど問題ありません。

  • 胸やけ
  • 嘔吐
  • 腹痛
  • 下痢
  • 便秘

鉄分をサプリで補うこともオススメ

もともと鉄分は推奨量を摂取するのが難しい栄養素で、理想的なバランスの食事をしていても10㎎程度(うち体に吸収されるのは1㎎)ほどしか摂取できず、鉄分不足になりやすいといわれています。
そのため、サプリメントを積極的に活用するのも一つの方法です。
鉄分は一度に吸収できる量が決まっているため一回で摂取するよりも、数回に分けて飲むとムダなく体内に吸収できます。
鉄のサプリ

グミタイプのサプリで、手軽に鉄分補給する方法もあります

「e-maのど飴」や「ぷっちょ」などでおなじみのUHA味覚糖さんに「UHA グミサプリ」というシリーズがあることをご存じですか?
「グミ形状のサプリメント」なので、必要な栄養を補給することができます。

UHAグミサプリ

【コンセプト】
多忙な毎日、不規則な生活、偏った食生活。現代を生きる日本人のライフスタイルでは「健康でありたい」という意識はあっても、健康活動が習慣づけにくい環境となっています。 そこで私たちは、自分から積極的に続けたくなるようなサプリメントを作れないかと考え、水なしで、いつでもどこでも手軽に摂れる、グミ形状のサプリメントに注目しました。
UHA味覚糖さんのHPより

鉄のグミサプリもあります!

味覚糖さんグミサプリ

「植物性100%*のインナーケアシリーズ」には「鉄」だけで5種類のグミサプリがあります(*食品添加物を除く)。
摂取の目安は1日2粒。美味しいからといって、たくさん食べてもだめです。1日の摂取目安量をしっかり守るようにしましょう。

  • 鉄(グレープ味)
  • 鉄&葉酸(アサイーミックス味)
  • 鉄+大豆イソフラボン(ザクロ味)
  • 鉄+ヒアルロン酸(ライチ味)
  • 鉄+メリロート(プラム味)

※2024年2月現在の製品情報です。製造販売元により、変更がある場合があります。

まとめ

長引く疲れの症状や動悸・息切れといった症状は「貧血」を疑ってみましょう。
紹介したような貧血の症状が続く場合や気になる症状がある場合は、内科、または婦人科の医師に相談して適切な治療を受けることをおすすめします。
推奨量を摂取するのが難しい「鉄分」は食事の改善や、サプリメントの活用などで積極的に補給するようにしましょう。

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