コラム

知る・学ぶ

歯科衛生士が覚えておきたい ホワイトニングの知識 part1

こんにちはDキャリアプラス運営事務局です。

今回は、歯科衛生士さんが知っているようで、知らない豆知識をご紹介します。

もう知ってるよ!という内容も含まれている場合もありますが、復習だと思ってご覧ください。

 

ホワイトニングとは

ホワイトニングとは、歯の表面に付着した汚れや着色を除去することで、歯を白くする施術です。歯科医院で行うホワイトニングは2通りあり、その他にはセルフホワイトニングがあります。

 

・オフィスホワイトニング

オフィスホワイトニングは、歯科医師が専用の薬剤を歯に塗布し、光を照射すること

で歯を白くします。

・ホームホワイトニング

ホームホワイトニングは、歯科医師から専用の薬剤とマウスピースを処方され、自分

で歯を白くします。

・セルフホワイトニング

セルフホワイトニングは、自宅や専門サロンにて、自身で施術を行い、歯を白くします。

 

オフィスホワイトニング

メリット

オフィスホワイトニングは、一回の施術で効果を得られることが多く、ドクターや歯科衛生士が施術するため、ムラになりにくいです。

事前に、むし歯のチェックや歯石除去をすることで、口臭の改善や口内トラブルの早期発見、口内環境の改善や歯周病予防の効果が期待できます。

 

デメリット

オフィスホワイトニングは、自由診療のため、費用が高額になりやすいです。

また、ホワイトニングに使う薬剤は、濃度が高く、歯に染みることがあります。

事前に、むし歯治療や歯石除去を済ませておかないとならないため、自分が希望するスケジュール通り、施術ができないこともあります。

施術した当日から、歯が白くなることがありますが、戻りが早い場合もあります。

 

ホームホワイトニング

メリット

オフィスホワイトニングとは違い、使用する薬剤の濃度が低く、安全に使用できる。

低濃度であるため、薬剤は時間をかけて浸透させます。そのため、歯の白さが長持ちするのもメリットの一つです。

また、施術は自身で行うため、好きな時間に、好きな場所で行うことができます。

歯科医院で行う「オフィスホワイトニング」よりも、費用が安く抑えられる。

 

デメリット

ホームホワイトニングで使う薬剤は、低濃度であるため、効果を実感できるまでに時間がかかってしまいます。また、薬剤を使用した後、マウスピースを付けておかないとなりませんが、これを不快に感じる方もいらっしゃいます。

 

セルフホワイトニング

メリット

歯科医院に行かなくて良いため、手軽に始められる。

オフィスホワイトニングと比較すると、安価でできることが多いです。

ホームホワイトニング同様に、使用する薬剤が低濃度のため、痛みなどのトラブルを起こしにくいです。

 

デメリット

使用する薬剤の濃度が低いこと、自身で施術を行うことで、効果が見えないことがあります。既に歯が白い方は、効果が出ない事が多いです。

過酸化水素が使用できないため、白くなりにくい。

 

施術前の確認事項

施術を始める前に、患者様へ確認しておきたいことをまとめました。

ホワイトニングで良い結果を得るためには、身体の状態、職業、嗜好品に至るまで、様々な情報を得ることが大切です。

次の治療に進む時も、患者様を知っておくことでご提案がしやすくなります。

 

【項目】

①年齢

②全身状態

③生活環境

④嗜好品

⑤ホワイトニング経験(あり・なし)

⑥希望する白さ

⑦歯を白くしたい理由

⑧いつまでに歯を白くしたいのか

⑨知覚過敏の有無

⑩ホワイトニングの方法

⑪予算

⑫治療計画

⑬メンテナンスについて

 

まとめ

今回は、ホワイトニングに関する基礎知識をご紹介しました。

ホワイトニングは、歯科医院で行う施術とそうでない施術があります。

使う薬剤が違っていたり、同じ薬剤でも濃度が違っていたりと、同じ歯を白くするという行為でも、期間や効果が違うことがわかりますね。

次回は、ホワイトニング施術を行う場合の注意事項や、知覚過敏についてご紹介します。

 

 

よくある質問集

Q.ホワイトニングって歯に悪いって本当ですか?

A. NO

ホワイトニング中、酸素が発生することで殺菌効果を得られ、フッ素をさせることで、

エナメル質の耐久性が高まるとされています。

 

Q.ホワイトニングに予防効果はありますか?

A. YES

歯周病治療薬と使用されていたことがあります。

ホワイトニング薬剤の過酸化尿素は、分解すると酸素を発生させます。

酸素は、歯周病の原因菌である「嫌気性菌」を殺菌する効果が期待できます。

 


関連記事

カウンセリングに役立つトリートメント・コーディネーター資格とは?

歯科衛生士と歯科助手の違いとは?仕事内容や資格についてご紹介