知る・学ぶ
オーラルフレイルを伝えられるようになろう
こんにちは。
Dキャリアプラス代表、歯科衛生士の城 明妙(しろ あけみ)です。
口腔の役割とオーラルフレイルの予防についてお話しします。
オーラルフレイルは老化のサインです。
・食事でよく食べこぼす
・固いものが噛めなくなった
・むせることが増えた
・滑舌が悪くなった
このような「ささいなお口のトラブル」が続くようであれば、それは歯や口の働きの軽微な衰えで、オーラルフレイルかもしれないということになります。
健康と要介護の間には、筋力や心身の活力が低下する“フレイル”と呼ばれる中間的な段階があります。その手前にある「前フレイル期」にオーラルフレイルの症状は現れます。
フレイルから続く要介護状態に陥らずに、いつまでも元気に暮らせる状態を長く保つためには、少しでも早く気づき、予防や改善に努力することが重要です。
では、オーラルフレイルの予防には何が必要でしょう?
1、噛める歯を残すこと
2、お口の機能を保つこと
歯や口にはそれぞれ本来持っている多くの「働き」があります。
これを「口腔機能」といいますよね。
これは大きく4つあります。
1、「食べること」(噛む、すりつぶす、飲み込む、味わう)
2、「話すこと」(発音、会話、歌う)
3、「感情表現」(笑う、怒る)、表情を作ること
4、「呼吸」
オーラルフレイルは、口腔機能のささいな衰えから始まり、心身の機能低下(フレイル)にまでつながってしまうと考えられています。
これは歯科衛生士が伝えていけることでもあり、歯科クリニックでも、近隣の住民向けに伝える手段はたくさんありますね!
歯科衛生士の意識を「100%歯磨き」から「口腔機能の維持向上」にギアチェンジしましょう!