コラム

知る・学ぶ

オーラルフレイルの予防と訓練

こんにちは。
Dキャリアプラス代表、歯科衛生士の城 明妙(しろ あけみ)です。

「毎日パタカラ」というアプリがあるのをご存じですか?
自分でパタカをちゃんと言えるか確認できるだけではなく、トレーニングもできるアプリです。
トレーニングでは、毎日「パ」「タ」「カ」を60回ずつ言います。

私もやっていますが、なかなか疲れます 笑
しかも、日々の履歴が残るのでなかなかスパルタです!面白いと思います。
かかりつけ歯科医にアプリケーションを見せて訓練状況を見てもらうこともできるので、ご自身でも目標をもって頑張れるツールにもなると思います。
口腔機能測定器の「健口くん」がなくても、このアプリがあれば「オーラルディアドコキネシス」の測定ができてしまいます。
どんどん便利なものが増えてきていますね。

ところで、なぜ、「パ・タ・カ」なのかご存じでしょうか?
食べるための機能が正常かどうかは、「パ・タ・カ」の発声で簡単にチェックすることができます。

「パ」食べ物を口からこぼさない唇の働き
「タ」上あごにしっかりくっつく舌の働き(食べ物を押しつぶす・飲み込む)
「カ」誤嚥せずに食べ物を食道へと送る筋肉の働きがあるかどうか

食べるための機能が今どのような状態か調べる検査方法が「オーラルディアドコキネシス」です。
連続して5秒間に何回発声できるかを調べます。
1秒間あたり6回(5秒間で30回)以上発声できれば健全です。

これらの検査は「滑舌」が低下していないかを調べるのにも有効です。

人と話しをしなくなると、途端に衰えます。
また、唾液の減少が起きても唇や舌の筋肉を使わなくなるので、あっという間に筋力低下が起きていきます。
それは、コロナ禍の生活で2日間誰とも話をしなかった私が実証済みです笑

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