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9月の歯にまつわる記念日を知って活用しましょう

 

9月の歯にまつわる記念日コラムバナー

こんにちは。Dキャリアプラス編集部です。

まだまだ残暑厳しい日が続いていますが、立秋(2024年は8月7日)を過ぎ、暦の上では秋となります。
立秋は、秋の始まりです。夏の暑さが極まり、秋に向け季節が移り変わり始める日という意味ですが、気象庁などの発表によると2024年の9月も全国的に厳しい残暑となるようです。

9月はお月見やお彼岸など秋らしい行事やイベントが行われはじめる時期です。
防災の日、敬老の日、お月見(十五夜)、秋分の日、秋のお彼岸、シルバーウィーク、運動会(体育祭)、学芸会(文化祭)、台風、梨、稲刈り、彼岸花、といったイベントやキーワードが挙げられます。
今回紹介する記事を参考に、患者さんとの会話やブログ記事作成、また待合室の演出のヒントにしてください。

それでは、9月の「歯にまつわる記念日」を紹介しましょう。

 

9月の記念日

9月1日~30日:歯ヂカラ探究月間

歯を丈夫で健康にするガム「リカルデント」などをブランドに持つ株式会社モンデリーズ・ジャパンが制定しました。夏は食生活が乱れがちで歯の体力=歯ヂカラも弱まる傾向にあることから、食生活をリセットする機会でもある9月1日から30日までの1カ月間を、歯が本来持っている力を見直し強化するなどの探究時期にしようと提唱したものです。

 

9月3日:クエン酸の日・ベッドの日(good sleep day)

【クエン酸の日】

レモン果汁を創業商品とするポッカサッポロフード&ビバレッジ株式会社が制定しました。レモン果実に多く含まれる酸っぱい成分で、疲労物質を減らす力のある天然クエン酸に着目してもらうことを目的としています。日付は夏バテで疲れが出やすくなる時期と、9と3で「クエン酸」の語呂合わせから。

▶ クエン酸を含む飲料など、酸性の飲食物は「酸蝕」のリスクとなります。クエン酸の日にちなんで「酸蝕症」の予防や対策について紹介してみましょう。

 

【ベッドの日(good sleep day)】

ベッドによる心地良い睡眠を広くアピールすることを目的に、全日本ベッド工業会が制定しました。日付は英語表記のgood sleep dayのグッドスリープをグッスリと読み、9と3の語呂に合わせたものです。

▶ 「グッドスリープ」をキーワードに、寝ている間の歯ぎしりや食いしばりの話へと展開してみましょう。

 

9月10日:コラーゲン・トリペプチドの日

食用・医薬用・工業用ゼラチンの製造販売などを手がけるゼライス株式会社が制定しました。「コラーゲン・トリペプチド」とは、同社で長年研究を続けてきた酒井康夫博士が発明した世界初の特許技術から作り出されるコラーゲンの最小単位。膝関節のサポートや肌の弾力性の改善などが期待できるコラーゲン・トリペプチドで、健康と美容に貢献することを目的としています。
1993年のこの日、特許が出願されたことにちなんで、9月10日を記念日に。

▶ 歯ぐきの約60%を構成している「コラーゲン」。この記念日にちなんで、「歯ぐきとコラーゲン」について紹介してみてはいかがでしょうか。また、コラーゲン・トリペプチドには血管を健やかにするような働きがあることがわかっているそうです。

 

9月11日:たんぱく質の日

株式会社明治が制定した記念日です。たんぱく質摂取不足は、こどもの体力低下、女性の栄養不足、中高年の基礎代謝の低下、高齢者の動きにくい体など、健康リスクの因子となることから、多くの人にたんぱく質摂取の大切さを知ってもらうことを目的としています。日付は体をつくっているたんぱく質は、合計20種類のアミノ酸から構成されており、その中で体内で合成できない9種類のアミノ酸を必須アミノ酸と呼び、それ以外の11種類を非必須アミノ酸と呼んでいることから、9月11日としたもの。

▶ 丈夫な歯をつくるためには、カルシウムやリンなどのミネラルのほかに、良質のたんぱく質やビタミンA、C、Dなども必要です。また、高齢者はたんぱく質不足になりがちなので、しっかりと食事から栄養が摂取できるように、失った歯を補う「補綴物」について紹介してみてはいかがでしょうか。

 

9月24日:歯科技工士記念日

国民保健を支える専門医療技術者としての歯科技工士をアピールすることを目的に、公益社団法人日本歯科技工士会が制定しました。日付は1955年(昭和30年)9月24日、日本歯科技工士会が創立されたことにちなんでいます。

 

 

「9月11日:たんぱく質の日」をピックアップ!

たんぱく質の日
株式会社明治さんが、多くの人にたんぱく質摂取の大切さを知ってもらうことを目的として制定された記念日です。
ヒトの体は、水分と脂質を除くと約20%がたんぱく質で構成されており、筋肉や骨、臓器、皮膚、爪などの主成分となっています。
たんぱく質が不足すると、加齢などで筋肉量が減り身体機能が低くなる「サルコペニア」や、免疫機能の低下を引き起こす可能性が挙げられています。

たんぱく質取れていますか?

厚生労働省の「日本人の食事摂取基準2020年版」によると、1日に必要なたんぱく質の推奨量は、18~64歳の男性で65g、65歳以上の男性で60g、成人女性では50gです。
一般の人が必要とするたんぱく質の量は体重1キロあたり0.8gです。体重が60キロの人は1日当たり48gが目安となります。
高齢者の方は、運動量の低下による食事量の減少や噛む力・飲み込む力の低下などにより、たんぱく質不足になりやすいといわれています。
みなさんは必要な量を十分に摂取できていますか?

たんぱく質を多く含む食品のイラスト
 

 

入れ歯の使用でたんぱく質摂取量が8割改善!

東北大学大学院歯学研究科による研究では、入れ歯などの補綴装置の使用の有無で、たんぱく質の摂取量に差があるか、という調査が行われました。
74歳以上の高齢者約2千人を対象とした横断調査が行われた結果、歯が20本以上ある人と比べて、0~9本の人で補綴装置を使っていない人では、1日の摂取エネルギーあたりのたんぱく質の摂取量が2.3%低いことや、0~9本の人でも補綴装置を使っている人では、たんぱく質の摂取量低下が0.5%と、8割ほど小さくなることが明らかになりました。
このことから多くの歯を失った人でも、入れ歯などの補綴装置を使用していることにより、たんぱく質の摂取状態を維持、または改善できる可能性が示唆されました(※1)。

たんぱく質摂取の大切さを伝えると共に、歯の欠損を修復する大切さも伝えていきたいですね。

※1)出典:東北大学大学院歯学研究科・歯学部/2023・08・30プレスリリース
 

 

まとめ

今回は「9月の歯にまつわる記念日」と9月11日の「たんぱく質の日」についてご紹介しました。
歯にちなんだ「豆知識」や「お役立ち情報」をあわせて、ご活用ください。

※記念日については一般社団法人日本記念日協会登録の記念日より抜粋して紹介しました。

 
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