魅力的な「自己PR」は2つの準備をするだけで簡単に作れる!
こんにちは、Dキャリアプラス運営事務局です。
転職において苦手でも避けて通ることができないのが「履歴書」。
中でも「自己PR」のところになると「良い印象をもってもらうためにはどんなことを書けばいいんだろう…」とペンが止まってしまいませんか?
新卒の“就職”とは違い、仕事におけるアピールポイントが求められる“転職”の自己PR。ウェブ上で調べてみても出てくるのは「自己分析」ばかり。
自己分析ができないから調べてるのに…と思ってしまいますよね。
例文(テンプレート)を使ってみようと調べてみても「レベルが高すぎて使えない」と思ってしまうようなものも多く、面接の時に説明できる自信が持てないこともあります。
私自身、歯科衛生士さんの転職のお手伝いをしていますので、たくさんの自己PR(履歴書・職務経歴書)を見て、たくさんの面接に同席してきました。そこで、感じたことやみなさんへのアドバイスをお伝えできればと思い、今回は自己PRの作り方についてご紹介します。
履歴書や職務経歴書だけでなく、実際に面接で使える自己PRです。
ぜひ参考にしてください。
歯科衛生士が自己PRを作るための2つの準備
自己PRを作る前に、2つの準備をしておきます。
上記でもお話ししましたが、多くのサイトで「まずは自己分析をしてみましょう」と書かれています。
自分を分析する自己分析ですが、やってみるとそんなに難しいことではありません。ここでは自己分析について紹介、解説していきます。
ノートとペンを用意して書き出してみましょう。
①自分の強み(長所)と弱み(短所)を書き出す
まずは自分の長所と短所、つまり強みと弱みを書き出してみましょう。
「いやいやそんな…強みなんて…」と思った方、大丈夫です!
少しだけ頑張ったことや、仕事で心掛けていることなど、思いついたことを書いていくだけでOK!
例えば
真面目・責任感がある・明るい・誰とでも仲良くできる・慎重・前向き
・気配りができる・協調性がある・負けず嫌い・勉強熱心
こんな感じに、普段の仕事中の状況を思い浮かべながら書いてみてください。
「思い浮かべてもでてこない!短所ならすぐ出てくるのに!」と思う方は、その短所を長所に置き換えてみてください。
↓方法は↓
・「短気、怒りっぽい」 → 「何事にも熱くなれる」
・「おしゃべり」 → 「職場内を明るくできる」
こんな感じに置き換えることができますよね。
「自分の長所を考えるのは恥ずかしい…」と思った場合は、「友達の長所を探す」といった感覚で見つけてみましょう。自分のことを客観的に考えてみると、気付きやすくなりますよ。
②仕事での成功体験(うれしかったこと)や工夫したこと
次に、仕事で評価されたことやうまくいったこと。工夫したことを挙げていきます。
「職場内で具体的に評価された」「役職についた」「認定資格を取得した」という場合は、実績として書けますが、「勤続年数が短い」「形に残る実績がない」という場合は?
そういう時は、仕事で人(患者さん、同僚)から褒められたことや、工夫した点など、少しでも上手くいったことを挙げてみましょう。どんなに小さなことでもOKです。
「思い付かない…」と悩んだ場合は、ご自身の1日の仕事内容を順を追って書き出してみると気付きやすいです。
1つひとつの仕事において意識していること、ミスやアクシデントを起こさないように工夫したことを思い出して書き出してみましょう。
例えば
「院内に〇〇の案内POPを作った」
「感染対策として、こんな工夫を提案した」
「スケーリングの時には患者さんが寝てしまうくらい“丁寧”、“静か”を心掛けた」
「シフトのミスがないように〇〇な確認作業をしている」
など、これくらいなら、できそうな気がしませんか?
準備した2つを使って自己PRを作る
自分の長所と成功体験を挙げたところで、自己PRを作っていきましょう!
まずは先ほど挙げた長所の中から、応募先でアピールできそうなものを選びます。次に、応募先のホームページで理念や取り組み、仕事内容をチェック。
自分の強みと成功体験に、応募先の特徴を絡めて自己PRを作り上げていきます。。
強み(①)+成功体験(②)=自己PR完成
自己PRの構成は
1. 自分の強み(1つか2つに絞る)
2. 裏付けるエピソード
3. 1と2を活かして、応募先で貢献ができること
このような順番で書いていくと良いでしょう。
エピソードや応募先の特徴が先に来ると、自己PRがぼやけてしまったり、伝わりにくかったりします。まずは最初に自分の強みを書きましょう。
自分の強みは、1つもしくは2つに絞ることで、「〇〇さんはこんな強みがある人!」と印象付けることができます。
次に、裏付けとなるエピソードを書き、自分のアピールポイントが事実であることを伝えます。実際に言われた言葉を入れると、より信憑性が増します。
そして、このアピールポイントを応募先でどのように活かせるのかを伝えることで、採用担当者が採用後のイメージをしやすくなります。
自己PRとは、応募先で役立つことをアピールするものです。強みや成功体験を踏まえて「自分はこんなことでお役に立てます!」とアピールしましょう!
意外な経験が自己PRに使える
自分にとっては強みだと思っていなかったことも、立派なアピールポイントになることがあります。参考例として、よくあるシフト管理やカウンセリングなどの経験を事例として、自己PRポイントをご紹介します。
★シフト管理
・休みの希望など、複数の意見をまとめる。
・スタッフそれぞれのスキルを加味してシフトを管理した。
・アポイントの時間内にクリーニングを終えられるようにした。
★カウンセリング
・話を聞くだけでなく、自己開示してもらえるように〇〇な工夫をした。
・時間内に患者様の状態を把握することに努めた。
・言葉にならない声を拾うために世間話など交えながらカウンセリングした。
いかがでしたか?切り口を変えて見ていくと、実はPRできる点がたくさんあります。
「こんな経験書いていいのかな…」と遠慮するのはもったいないです。採用側から見ると、「小さい仕事も丁寧に取り組む人」というプラスな印象になることもあります。
まとめ
今回は、歯科衛生士の自己PRの作り方についてご紹介しました。
ご紹介したように、ご自身の強みや褒められたことを書き出す“2つの準備”をすることで、自己PRが書きやすくなりますし、イメージしやすくなります。
自己PRに具体性があって、しっかりと書かれていると、採用担当者は「この人を自院で採用した場合はこんなことがお願いできるな」とイメージがしやすくなり、採用が有利に進みます。
履歴書や職務経歴書においてメイン部分となる自己PR。
じっくり考えることで、面接でも自信を持って自分をアピールすることができるようになります。